「初めて家でジンを飲むなら、どれを買えばいい?」とよく聞かれる。答えは「普段どんなお酒を飲んでいるか」で変わる。
この記事では、定番からクラフトジンまで6本を、味・価格・おすすめの飲み方で比較する。
迷ったらこの3本
- とにかく1本なら:ROKU(六)— 2,000円台で買えて、和食にも合う。成城石井などでも手に入りやすい
- ソーダ割りで毎日飲むなら:ビーフィーター— 手頃でクセがなく、ジンの「基準」になる味
- 少し奮発するなら:ヘンドリックス— バラとキュウリの香りで「ジンのイメージ」が変わる
初心者におすすめのジン6銘柄を比較
| 銘柄 | タイプ | 味の特徴 | 度数 | 価格の目安(700ml) | おすすめの飲み方 |
|---|---|---|---|---|---|
| ビーフィーター | 王道 | 柑橘が効いたドライでシャープな味 | 40% | 2,000円前後 | ソーダ割り・ジントニック |
| ボンベイ・サファイア | 王道 | 雑味が少なく、軽やかで華やか | 47% | 2,000円台 | ジントニック |
| ヘンドリックス | 革新 | バラとキュウリの香り | 44% | 4,000円前後 | キュウリを添えたジントニック |
| ザ・ボタニスト | 革新 | 22種の野生ハーブの複雑な香り | 46% | 4,000〜5,000円 | ソーダ割り |
| ROKU(六) | 和 | 桜・お茶・柚子の穏やかな香り | 43% | 2,000円台 | ソーダ割り(和食と) |
| 季の美 | 和 | お米由来の丸い甘みと玉露の旨み | 45.7% | 5,000円前後 | ソーダ割り・ロック(和食と) |
選び方:普段飲むお酒で決める
ジンに「初心者向け」という段階はない。自分の好みに近い入り口から入るのが、一番楽しく続けられる。
- ハイボールやビールが好き → 王道(ビーフィーター/ボンベイ・サファイア):まずジンの基準の味を知る
- ウイスキー、特にシングルモルトが好き → 革新(ヘンドリックス/ザ・ボタニスト):スコットランドの蒸留所ならではのこだわり
- 日本酒や和食が好き → 和(ROKU/季の美):食事と一緒に楽しめる

王道:自分の味の「基準」を知りたい人へ
どちらも2,000円前後と手頃だが、決して「妥協」の選択ではない。自分が柑橘のキレを好むのか、華やかな香りを好むのか。好みの基準点を知るための1本だ。
ビーフィーター(Beefeater)

ジントニックの「基準」と言える1本。オレンジピールやレモンピールが効いた、力強くドライな味わいだ。まずはこれを飲んで「もう少し華やかさが欲しいか」「もっとクセがあってもいいか」を測ると、次の1本が選びやすくなる。
おすすめの飲み方:ソーダ割り。手頃な価格なので、毎日の1杯に気兼ねなく使える。
ボンベイ・サファイア(Bombay Sapphire)
ビーフィーターのキレに対し、こちらは雑味のない軽やかさと華やかさが特徴。ボタニカルを直接アルコールに浸さず、蒸気の通り道に置いて香りを移す「ヴェイパー・インフュージョン」という製法で、クリアな香りに仕上げている。
おすすめの飲み方:ジントニック。
革新:ウイスキー好きに刺さるスコットランドの2本
普段シングルモルトを好んで飲む人や、既存の常識を覆す商品が好きな人には、今のクラフトジンブームの火付け役となったスコットランドの2本をすすめたい。
ヘンドリックス(Hendrick’s)
ブルガリアンローズの華やかな香りと、それを支えるキュウリの清涼感。「ジン=おじさんのお酒」というイメージをがらっと変えてくれる1本だ。
おすすめの飲み方:スライスしたキュウリを添えたジントニック。
ザ・ボタニスト(The Botanist)
スコッチの聖地・アイラ島のブルックラディ蒸留所が手がけるジン。島に自生する22種類の野生のボタニカルを手摘みして使っており、ミントやカモミールなど、森のような複雑な香りが重なる。アイラ島と聞いてピンとくるウイスキー好きにこそ試してほしい。
おすすめの飲み方:ソーダ割り。
和:和食と一緒に楽しみたい人へ
食事と一緒に楽しみたい人、繊細な味わいが好きな人には、日本のジンを最初の1本として強くすすめる。
ROKU(六)
桜花、桜葉、煎茶、玉露、山椒、柚子の6つの和素材を、素材ごとに別々に蒸留してからブレンドしている。日本人になじみのある穏やかな香りで、和食の繊細な出汁ともけんかしない。
おすすめの飲み方:ソーダ割り。食中酒として和食と合わせたい。詳しくはROKUのレビュー記事で紹介している。
季の美(KI NO BI)
少し予算を上げて、週末のご褒美を選ぶならこの1本。ベースのアルコールがお米(ライススピリッツ)なので、西洋のジンにはない丸みのある甘みと、玉露の旨みがはっきり感じられる。お刺身や天ぷらと合わせる食中酒にもなる。
おすすめの飲み方:ソーダ割りかロック。
6本の次に試したい、おすすめのジン
最初の1本に慣れたら、次はこんなジンもおすすめ。それぞれ実際に飲んだレビュー記事で、おすすめの飲み方まで詳しく紹介している。
- スパイシーな国産ジンなら:棘玉(とげだま)— 生姜や山椒が効いた力強い味。200mlのお試しサイズもある
- 柑橘の華やかさなら:桜尾(SAKURAO)— 広島の柑橘が香る、シーフードに合う国産ジン
- 森の香りなら:香の雫— 養命酒製造の「森のクラフトジン」。2,000円台と手頃
- カクテルを作るなら:No.3 ロンドンドライジン— 「マティーニに最も合うジン」。ホームバーの1本に
- ギフトや特別な夜に:モンキー47— 47種のボタニカルが香るプレミアムジン
- 地中海の香りなら:ジン・マーレ— オリーブの旨みと塩気。イタリア料理と
初めてのジン選びでよくある質問
Q. 安いジンでもおいしい?
おいしい。ビーフィーターのような2,000円前後の定番は、むしろジンの「基準の味」として一番おすすめできる。
Q. 最初はどの飲み方がいい?
ソーダ割りが一番簡単で、ジンそのものの香りが分かりやすい。慣れたらジントニックへ。
Q. 開封後はどのくらい持つ?
度数が高いので傷むことはほぼないが、香りは少しずつ飛ぶ。キャップをしっかり閉めて冷暗所で保管し、開けてから半年〜1年くらいで飲み切ると香りを楽しめる。
まとめ:直感で選んだ1本が、あなたの「基準」になる
王道、革新、和。どの方向から選んでも間違いはない。直感で選んだその1本が、これからのジン選びの基準になるはずだ。
ボトルが手元に届いたら、次はその香りを引き出す家飲みの環境づくり。少しの初期投資で、家飲みの質はぐっと上がる。

今夜も、良きボタニカルの旅を。
👉 糖質やカロリーが気になる方へ

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🎁 最初の1本を、ふるさと納税の返礼品でもらうという選び方もある。

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