キュウリとバラの香りで、ジンの常識を変えたスコットランドの「ヘンドリックス(Hendrick’s)」。そのヘンドリックスから、9年ぶりの定番新商品として登場したのが「Another Hendrick’s(アナザー・ヘンドリックス)」だ。
出張帰りに立ち寄ったヒューストンの空港の免税店で見つけて、迷わず買って帰った。2026年10月時点では、日本ではまだ正規販売が始まっていない1本だ。
Another Hendrick’sはこんなジン
- 味の特徴:オレンジブロッサムの明るい柑橘に、カカオの甘い香りとほろ苦さ。通常版より整っていない分、刺激的
- おすすめの飲み方:ボトル裏のレシピ「Another Fizz」(エルダーフラワーとソーダで割る)
- こんな人に:通常のヘンドリックスを飲んだことがあり、「別の顔」を見てみたい人
- 入手方法:2026年10月時点で日本の正規販売はなし。海外の店舗や免税店で

Another Hendrick’sの基本スペック
| 名称 | Another Hendrick’s(アナザー・ヘンドリックス) |
| 生産 | スコットランド(ウィリアム・グラント&サンズ社) |
| 特徴的なボタニカル | オレンジブロッサム、カカオ(+ヘンドリックスらしいバラとキュウリ) |
| アルコール度数 | 44%(筆者が購入した免税店の1Lボトルの表記) |
| 容量 | 1.0L(免税店で購入したもの) |
| 日本での販売 | 2026年10月時点で正規販売なし |
※海外の報道ではアルコール度数41.4%と紹介されており、販売される国や容量によって仕様が異なる可能性がある。
味と香りのレビュー:ジャズトリオから、ヒップホップクラブへ
グラスに注いでまず驚いたのは、カカオの甘い香りだ。口に含むと、オレンジブロッサムの柑橘の明るさの奥から、カカオ由来のほろ苦さがしっかりと追いかけてくる。
通常のヘンドリックスを、ブルーノートで聴くジャズのピアノトリオに例えるなら、Another Hendrick’sはヒップホップクラブのようなイメージだ。完璧に整ったバランスの代わりに、ざらついた刺激がある。その「整っていない感じ」こそが、この1本の面白さだと思う。
ボトルの裏には「Do you have ANOTHER side? Another you?(あなたにも別の顔がある?)」という問いかけと、「Like original Hendrick’s, it is not for everyone(オリジナルと同じく、万人向けではない)」という一文がある。まさにヘンドリックスの「別の顔」を見せてくれるジンだ。
通常のヘンドリックスとの違い
| ヘンドリックス(通常版) | Another Hendrick’s | |
|---|---|---|
| 香りの主役 | キュウリとバラ | オレンジブロッサムとカカオ |
| 印象 | 整った、優雅なバランス | 甘い香りとほろ苦さが際立つ、刺激的な個性 |
| 例えるなら | ジャズのピアノトリオ | ヒップホップクラブ |
| 日本での入手 | 酒屋・通販で手軽に買える | 2026年10月時点で正規販売なし |
ボトル裏のレシピ「Another Fizz」を作ってみた
ボトルの裏には、公式のおすすめカクテル「Another Fizz」のレシピが書かれている。
Another Fizzのレシピ(ボトル裏の公式レシピ)
- Another Hendrick’s:50ml
- エルダーフラワー・コーディアル:10ml
- ソーダ(炭酸水):100ml
作り方:氷を入れたハイボールグラスに材料をすべて注ぎ、キュウリのスライスとオレンジピールを添える。


筆者はソーダにフィーバーツリーのプレミアムソーダウォーターを使い、エルダーフラワーのコーディアルと、キュウリを少し添えて作った。エルダーフラワーの華やかな甘さが、カカオのほろ苦さとオレンジブロッサムの香りをつないでくれる。ジンの量が50mlとしっかりめなので、ソーダで割っても個性が埋もれない。
エルダーフラワー・コーディアルが手元にない場合は、フィーバーツリーの「エルダーフラワートニック」で割るのも手だ。

日本でAnother Hendrick’sを飲むには
2026年10月時点では、日本国内での正規販売・流通はまだ始まっていない。海外ではすでに小売店での展開が始まっているので、海外出張や旅行の際に、現地の酒屋や空港の免税店で探してみてほしい。日本に入ってくる日が今から楽しみだ。
それまでは、まず通常のヘンドリックスで「オリジナルの顔」を知っておくのがおすすめだ。キュウリを添えたジントニックで味わっておけば、Another Hendrick’sに出会ったときに、その違いがよりはっきり分かる。
▼ 通常のヘンドリックスはこちら
よくある質問
Q. 通常のヘンドリックスとどちらがおすすめ?
初めてなら、まず通常のヘンドリックス。バランスが良く、ジントニックにすれば誰でもおいしく飲める。Another Hendrick’sは、通常版を知ったうえで「別の顔」を楽しむ、ジン好き向けの1本だ。
Q. 日本ではいつ買える?
2026年10月時点では、日本での正規販売の時期は発表されていない。入手できるようになったら、この記事でも紹介する予定だ。
まとめ:ヘンドリックスの「別の顔」を楽しむ1本
Another Hendrick’sは、優雅なヘンドリックスに、カカオのほろ苦さと刺激を加えた「もうひとつの顔」だ。万人向けではないからこそ、ハマる人には忘れられない1本になる。海外で見かけたら、ぜひボトル裏の「Another Fizz」で味わってみてほしい。
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