京都・季の美ハウスとBar K6をはしご|京都蒸溜所のジンバーから老舗オーセンティックバーへ【訪問記】

京都の季の美ハウスの外観

京都出張の夜。せっかくなので、京都蒸溜所が手がける「HOUSE OF KI NO BI(季の美ハウス)」に寄ろうと思い立った。ところが調べてみると、営業は20時まで。時計を見ると19時半。慌てて駆け込み、カウンターで一杯だけいただけることになった。

そして、そこで紹介してもらったのが、徒歩数分の老舗バー「Bar K6」。この夜は、京都のジンを巡るはしご酒になった。

この夜の2軒

  • 1軒目:HOUSE OF KI NO BI(季の美ハウス)— 京都市中京区清水町358(河原町通二条上る)。地下鉄東西線「京都市役所前駅」から徒歩すぐ。訪問時は20時まで
  • 2軒目:Bar K6— 京都市中京区二条通木屋町東入ル東生洲町481 ヴァルズビル2F。地下鉄東西線「京都市役所前駅」から徒歩約5分。季の美ハウスからも歩いて数分。喫煙できる店だが、吸わない人は席を分けて案内してもらえる

※営業時間は変わることがあるので、訪問前に各店の公式情報を確認してほしい。

目次

1軒目:HOUSE OF KI NO BI(季の美ハウス)

季の美ハウスは、京都のクラフトジン「季の美」を造る京都蒸溜所の拠点だ。蒸留器の展示を眺めながら、京都らしい落ち着いた空間でクラフトジンを楽しめる。店内は照明を落とした静かな雰囲気で、バーテンダーとの距離感も心地いい。一人でも気兼ねなく過ごせる。

季の美 勢で、ジントニック、ジンソーダ、マティーニ

今回は、アルコール度数54度の「季の美 勢(SEI)」をベースに、まずはジントニック、続いてジンソーダ、最後にマティーニをいただいた。

同じジンでも、飲み方によって表情が変わるのが面白い。特にマティーニは、柚子や山椒を思わせる和のボタニカルが、より繊細に感じられた。

勢は、季の美・季のTEAと一緒に、200ml×3本のテイスティングセットにも入っている。家で同じ飲み比べをしてみたい人は、このセットから始めるといい。

ボタニカルを摘む話を、カウンター越しに

20時にはすぐ閉店になってしまったが、短い時間の中で、バーテンダーさんがボタニカルを実際に摘みに行ったときの経験を話してくれた。造り手の側の話を、そのジンを飲みながら聞ける。これは、ほかのバーではなかなかできない特別な体験だった。

ジン好きはもちろん、これからクラフトジンを知りたい人にもおすすめしたい一軒だ。京都観光の締めくくりに、ゆっくり一杯飲みたい人にもぴったり。ただし閉店が早いので、夜に行くなら1軒目に組み込むのがいい。なお、季の美ハウスでは予約制のテイスティングセットやセミナーも用意されている。

2軒目:Bar K6

「近くで飲み続けるなら」と季の美ハウスで紹介してもらったのが、K6だ。京都でバーに行くなら、一度は訪れてみたかった店でもある。徒歩数分の距離なので、そのままはしごすることにした。

階段を上がって扉を開けると、街の喧騒とは別世界。落ち着いた照明と木のカウンターが心地よく、ゆっくりお酒と向き合える空間だった。

なお、K6はたばこを吸える店だが、ほぼ分煙になっている。吸わない人は「こちらへ」と席を案内してもらえたので、気になる人は入店時に伝えるといい。

1杯目はジントニック、2杯目はオールドファッションド

最初の一杯は、もちろんジントニック。ライムの爽やかな香りと、ジンのボタニカルがすっきりと広がる王道の一杯だ。派手さではなく、丁寧に作られたバランスの良さが印象的だった。

二杯目は少し雰囲気を変えて、オールドファッションドを。どちらもバーテンダーの技術が感じられ、「次は何を飲もうかな」と自然に会話が続く店だ。

夕食もK6で:カルパッチョからクリームパスタまで

この日はまだ食事をしていなかったので、フードもいただいた。最初にカルパッチョ、次に軽いお肉、最後にはクリームパスタまで。バーでありながら、しっかり夕食がとれるのはうれしい。とても気持ちよく食事ができた。

ひとりでも肩肘張らずに過ごせる空気があり、京都で静かに一日を締めくくりたい夜にぴったり。また京都に来たら立ち寄りたい、大人の隠れ家だった。帰りはタクシーを拾って帰った。

京都で2軒を回るなら

  • 季の美ハウスは1軒目に:閉店が早いので、夕方から夜の早い時間に。テイスティングセットやセミナーを楽しみたいなら、予約をしておくと確実だ
  • K6は食事も兼ねて:フードがしっかりしているので、夕食を兼ねてゆっくり過ごせる
  • 移動は歩いて数分:どちらも京都市役所前駅の近く。河原町二条から木屋町二条へ、歩いてはしごできる
  • 深夜まで飲むなら:締めの3軒目に、下で紹介するThe Common One Bar Kyotoへ

京都でもう一軒:深夜に行きたいThe Common One Bar Kyoto

季の美ハウスは閉店が早いが、夜更けまで京都で飲みたいなら、もう一軒おすすめしたい店がある。2024年10月、別の夜に訪れた「The Common One Bar Kyoto(ザ・コモン・ワン・バー・キョウト)」だ。

伺ったのは、平日の0時を過ぎたあたり。入口が少しわかりづらいが、細い通路を抜けると、異世界にたどり着いたかのように京町家風の素敵な店が現れる。和室の個室とオーセンティックなバーカウンター、どちらも贅沢に空間を使っていて、心が落ち着く場所だった。

この夜は、ジンフィズとオールドファッションドの2杯をいただいた。ぜひまた来たい、と思える隠れ家的な一軒だ。季の美ハウスとK6で過ごしたあと、締めの3軒目として訪れるのもいい。

※訪問は2024年10月。営業時間などは、訪問前に最新の情報を確認してほしい。

オーセンティックバーが初めてで緊張する、という人は、こちらの記事も参考にしてほしい。

関西でもう一軒、ジン専門のバーを訪れるなら、大阪・堂島のBar Juniperもおすすめだ。

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この記事を書いた人

外資系コンサル出身の管理職。出張先のバーでジンフィズを嗜むのが至福の時間。「デートでワインリストを攻略したい」とワインエキスパート資格を取り、勢いでブルゴーニュを自転車走破。現在はクラフトジン沼に没入し、自宅には常に複数のボトルが並んでいます。ワインの知識を活かしてジンの香りをわかりやすく紐解き、大人の知的好奇心を満たす教養をお届けします。

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